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心だけでなく体にも症状が現れるうつ病の真実

ストレスが原因の病気とは

笑顔の男性

誤解されやすい病気

一昔前はうつ病は周りに理解されにくく偏見にさらされることも多い病気でした。病気が原因で物事を行う意欲や集中力、記憶力が減少することから人から見れば怠けていると誤解されることも多かったのです。現在もはっきりした原因は解明されていませんが、ストレスなどが原因で発症することがわかってきました。うつ病の研究が進むことによって、今ではうつ病は誰にでも起こりうる病気だということが認知されるようになってきました。テレビや雑誌などでもうつ病は大きく取り上げられることが多くそれだけ発症する人も多いことがわかります。厚生労働省でも重要な問題として取り上げ、企業にストレスチェックを従業員に行うよう指示しています。早期に従業員の心の異変を見つけ病気を予防したり症状の進行を食い止めるのが狙いです。うつ病の症状は、精神的なものと身体的なものがあります。精神的なものは、不安感、意欲の喪失、緊張、憂鬱、集中力の欠如などが長期にわたって続くようになります。身体的なものは、慢性的な疲労や肩こりなどの筋肉痛、頭痛、不眠、倦怠感などが起こり検査をしても原因がわかりません。症状は毎日時間とともに変化していき、朝方が最もひどく夕方にかけて落ち着いてきます。

休養が最も大切

うつ病を発症すると、検査で脳内の神経伝達物質のセロトニンとノルアドレナリンが減少していることがわかります。これらの物質は意欲を高め、幸福や喜びの感情を起こさせ、精神を安定させる働きをします。その物質が減ることで、もうひとつの神経伝達物質であるドーパミンの作用が強くなってしまいます。ドーパミンは怒りや緊張、焦燥感などを起こさせる働きをします。このドーパミンの作用のせいでうつ病が重症化することもあるのです。うつ病の症状を改善するにはまず様々なストレスを解消することが必要です。そのために医師とのカウンセリングを行うこともあります。薬物療法が行われる場合は抗うつ薬が使われます。これは脳内のセロトニンやノルアドレナリンの働きを強める薬です。抗不安薬が投与されることもあり、不安感を取り除く働きがあります。これは抗うつ薬と併用して使われることもあります。うつ病の症状の一つである睡眠障害を改善するために睡眠薬を処方する場合もあります。うつ病は治療も大切ですが、最も必要なことは休養を取ることです。うつ病になる人は生真面目な人が多いため休むことに抵抗を感じる人もいます。無理をして働けばさらに症状が悪化する場合もあります。すべてのストレスから解放されるためにも何もしないでゆっくり休むことが大切なのです。

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